内壁積算について。
vectorworksでの壁作成方法はいろいろありますが、いずれを用いても効率的に作成したいものですよね。
で、そうした場合、積算の時に外壁面積は問題ないですが部屋ごとの内壁面積の拾い出しには少し工夫が必要になります。
緑の壁は本来の壁とは別に積算用に新たにモデリングしています。
まず壁スタイルを作成します。(自分の好きなように)私はベタですがPB厚さの12.5㎜だけの設定にしてます。
高さはレイヤ設定でもいいですし、ストーリ高さに設定でも、これもお好きなように。
その壁で部屋ごとに壁を作成。
本来の壁の構成要素PBの位置をトレースしていきます。
次に開口部は、ツールセットの窓から開口部を選択し、当該窓寸法と同じサイズを積算用の緑の壁に挿入していきます。
コレでモデリングは完了です。
次にワークシートに拾い出します。
ワークシートはスプレッドシートで表示させたいものを任意で設定します。
この場合は階、部屋、壁面積としています。
壁面積の関数はcompareabyname
条件は壁スタイル(壁スタイルが、○○のもの)、部屋別(部屋別にクラス分けしています)、そして壁の構成要素の名前を指定します。これで完了です。意外と簡単に手間もかからずに作業することができます。
本体モデリング時に、部屋ごとに壁を作成すれば緑の壁をわざわざ作らなくてもいいですが、外壁に部屋ごとに線が出たりするし、とてもモデリングし辛いので現実的ではないです。且つ、この方法の方が壁の位置を正確にトレースできるのでより正確に拾い出すことが出来ます。
試行錯誤繰り返し今はこの方法に至っていますが、今後どう進化していくのかは未定で白紙です(笑)
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