こういう立方体があったとします。
2次元で表現する場合、前、右、左、後ろ、下、上、何処から見てもこういう表現になります。
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では、この二つの立方体は実際にはどうなっているのか?
2次元で表現しようとした場合、上図と同じようにどこから見ても同じ立方体が並んでいるような見え方になります。
しかし、実際には下図のような立方体が二つ並んでいるのです。
2次元設計の限界です。
建築業界では未だに、プロが描く設計図はこの2次元で行われています。
自動車業界、機械産業界は3次元設計が当たり前です。
(最初から3次元設計だったとも)
建築物は3次元です。
それを、わざわざ2次元へ一旦表現し直して(この段階が設計図)、そしてそれをまた3次元の建物として現場で造るのです。
でも、上記のような立方体はどんな先生でも2次元設計図では表現できないのです。
だったら、最初から3次元で設計すればいいだけの話なのですが・・・
クライアントとのイメージ・情報共有は2次元に比べると雲泥の差ほどあります。
あのHONDAの創業者、本田宗一郎さんは
『技術は人のためにある』
技術は人に役立つために、培い、磨き、使うんだと仰っています。
人のためになりましょう。
JUGEMテーマ:建築・設計・デザイン