Vectorworks2022プラグインソフト 木造建具ツール2022 SP1がリリースされました。
今回の大きな特徴は配置した窓のガラス面積・窓面積を自動で拾い上げてくれるという機能です。
これは有効採光面積や有効換気面積の計算の際に約立ちます。
ただそれらを機能させるのには条件があります。
- スペースツールを使う
- 壁ツールを使う
- スペースと壁を自動で関連付ける
- 壁データを外壁とする
スペースツール、壁ツール の説明は省略します。
・スペースを選択した状態でオブジェクト情報パレットで 「自動-境界線」で自動-境界線を選択します。(手動だと反応しません)
・リソースマネージャの壁ツールから使用する壁を右クリックしデータタブをクリックし「外壁」にチェックを入れる。
上記の設定で
スペースに関連付けられた壁に挿入されている【窓】の窓面積・ガラス面積などをピックアップしてくれます。
*ちなみにオブジェクト情報パレットの窓面積比率、ガラス面積比率は床面積(スペース面積)に対しての数値で、例えば有効採光面積は1/7以上なので初期段階での判定を目視で確認出来ます。画像のように一つの窓だけではNGなので窓を追加していくと、数値は改善されていきます。
おまけ
有効採光面積表、有効換気面積表
上のデータベースワークシートはスペース情報を基調としたものです。基調という意味は、手入力(境界線までの水平距離や上部からの距離など)、関数、そしてスペースのデータベースが混在しているからです。
このワークシートでは窓(ガラス)面積数値は表現していませんが、今回の新機能を使えばデータベース情報として簡単にピックアップできます。
最後にガラス面積についてですが、試しに設置した建具のガラス面積を計測してみたらピックアップされた数値と一致しました。(笑)