屋根構成要素端部の処理について。
天井断熱では屋根構成要素に断熱材が入らないので、神経質にならない限りは端部の処理につて特に問題ないですが
屋根断熱の場合は、断熱材と屋根勾配なりに天井を仕上げるとしたら、その仕上げ材の端部も気を使います。
こんな場合です。
断熱材と天井仕上げの納まりが屋根本体端部まで届いてるとおかしなことになります。
それと、屋根水下と水上の軒の出が違う場合もそれぞれで処理しないといけません。
この場合、屋根構成要素の端部処理で、壁を屋根と連結させて自動処理するとうまくいきません。
例えば、端部から-300と一括処理すると図ような処理にはならないです。
こんな時は、下図のような設定にすると上手く処理できます。
理屈は簡単で
コアの外側で納めたい部分は屋根と壁を連結させて自動処理し
屋根水下の軒の出が深い部分は手動で処理します。
その方法は
軒の出を調整したい屋根を選択し、データパレットの連結する壁から連結する壁を選択をチョイスします。
壁を選択するのですが、同じレイヤならそのまま選択できますし、
もしストーリで区別している場合は(屋根は屋根ストーリで壁は1階ストーリ等)レイヤを移動しないといけませんが
この場合レイヤを移動してもちゃんと壁を選択出来るようになっているので安心して移動してください(笑)
この屋根の場合、画面手前と奥の壁、そして水上の壁を連結させます。
そうすると、壁コアの外側という設定が適応されます。
で、水下の壁は連結させていないので手動設定の数値が適応されるという事です。
ただし、ただしです・・・
今回のような四角形屋根ならばこの自動結合で処理してくれますが、下図のような屋根だとモデリング方法にひと手間入れないといけません。
同じ住宅の屋根ですが、このような多角形状では壁を連結させての端部処理はうまく反応してくれません。
この場合の軒高は、流れの短い屋根に設定していて、流れの長い屋根は葺きおろしにしているため、壁を連結させても妙な具合になってしまいます。
一枚の屋根としてモデリングしているところを、同じ面だけど別々にモデリングすると上手くいくと思います。
(まだやっていません、すみません💧)
また更に、もっと複雑な屋根形状や構成要素の作りなどあると思います。
そんな時は、構成要素を一つの屋根に入れ込んでしまわず、別々の屋根スタイルとして作っておいてそれぞれにモデリングしてくという方法がいいと思います。
で、実はコレもまだやってません(笑)
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