断面ビューポートを使って軸組図を描いてみました。
まずは軸組みツールを使って構造材を土台からモデリングしていきます。
母屋までモデリングが出来たら次は
*ビュー → 断面ビューポートを作成
断面ラインを軸組み毎に入れていきます。
この時に注意しなければいけないのが
プロパティから、断面の詳細設定ダイアログ→範囲タブ→奥行の範囲です。
ココを有限にチェックを入れ奥行の数値を、次の通りをまたがない距離数値を入力します。
下図の断面ラインの入れ方を見ればわかると思いますが、今回はその数値を600としました。
モジュールが955なのでそれよりも小さい数値を入力しておけば大丈夫ですね。
それから
軸組み図を表示させるシートレイヤは予め用意しておいてもいいし、断面ライン入力後のどちらでもいいと思います。
設定したシートレイヤに各通りが表示されるので、あとはビューポート注釈の編集で通り芯番号等をツールを使って書き入れ、レイアウトすれば完了です。
【とりあえずなので細部は確認していません(汗)】
以前のように、構造伏せ図とにらめっこしんがら構造材をイメージして描くのに比べると、とてもとてもとても簡単にかけます。しかも、軸組みに関してのうっかりミスは100%ありません。
あるとすれば注釈編集での作業時にある程度ですね(●^o^●)
今はプレカット全盛時代なので、こういった軸組み図はほとんど見かけなくなりましたよね。
(構造計算が必要な案件では見かけますね)
大工さんが墨付け刻みをする場合でもあまり見かけませんが、大工さんも人間なので、こんな軸組み通り図があればイメージしやすく、うっかりミスが無くなるのかもしれませんね。
作業時間はこの程度の大きさならば半日程度で完成します。
今回の軸組み図は、実際の作業では必要ないかもしれませんが
生涯メンテナンスを容易にする事を目的とするBIMとして、この構造部のモデリングは必要不可欠だと思います。
というか、構造材がなければ建たないですもんね^_^;