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このタイトルの内容でよく話しをしています。

3Dモデリング=BIM みたいな誤った概念が少し広がっているような気がします。

BIMモデルは情報が載っかってこそです。

で、確かにこの部分はビジュアル・プレゼン系と比べると派手さは全くありません。

その情報部分の代表格space が人気ないのも頷けます(笑)

昨年のVectorworks教育シンポジウム2019の時に「spaceを使ってる方は?」と投げ掛けてみたのですが、手は上がりませんでした(汗)


以前からVectorworks始めて間もない方には「スペースを使ってるだけでもBIMやってます」って宣言してもいいんじゃないですか、と言ってます。で、モデリングは出来てても全く情報が載っかってなくて「コレはBIMモデルです」って言われてもどこか困惑してしまいます。

持てない情報はない

さて本題ですが

Vectorworksには「一般項目」「オブジェクト情報」「オブジェクトパラメータ」「IFC」そして「レコードフォーマット」という情報カテゴリーがあります。デザイナーはコレら膨大な情報源を自由自在に操作する事が可能なのです。

極端な言い方をすれば「持たせられない情報はない」と言えます。

ここがBIMなのか否かの境界線で、積算に必要な情報、確認申請に必要な情報、構造に必要な情報、省エネに必要な情報等デザイナーの意のままです。



申請に必要な情報をまとめたモデルとの整合性100%のワークシート

pop-up

2020からレコードフォーマットにtextやnunberなどに加えpop-upが追加されました。コレが操作環境を激変させてくれました。

どういう事かと言うと、レコードには通常デフォルト値を入力たモノをオブジェクト情報パレットから書き換えるという作業をしなくてはならなかったのですが、それをpop-upで現れたメニューの中から選択するだけでよくなり物凄くストレスフリーになりました。

特に画像のような省エネ(一例ですが)に関する情報は、デザイナー本人が登録するモノなので自由自在にレコードを付けられるフォーマットは必須と言えます。

また、省エネ法が年度で変わる事もありますが、そんな時でも自分だけで柔軟に完結できる優れものです。

コレぞ「プロの道具」と言えます。

Vectorworksを使い「BIMってるよ!」と言えるデザイナーが増えると嬉しいなー、と思う今日この頃です(笑)

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